2024年大晦日、第75回NHK紅白歌合戦で初出場を果たしたB’z。
その圧倒的なパフォーマンスは、視聴者を魅了し、ファンクラブ会員の急増をもたらしました。
デビュー36年にして初の紅白出場となった彼らの姿は、新旧ファンの心を掴み、若い世代にも新たな発見と
なりました。
サプライズ演出で会場を沸かせたB’z
B’zの紅白出演は、当初、2024年度後期連続テレビ小説『おむすび』の主題歌「イルミネーション」を披露する
だけの予定でした。しかし、彼らはそこで終わらせませんでした。 別スタジオで「イルミネーション」を歌い終えたかと思いきや、突如としてNHKホールのステージに登場。
会場は驚きと歓喜に包まれました。
サプライズ演出は司会者にも知らされていなかったようで橋本環奈らが「ええ~!?」と驚く様子もオンエア
されました。
圧巻のパフォーマンスで魅せた2曲
NHKホールに降臨したB’zは、大ヒット曲「LOVE PHANTOM」と「ultra soul」を立て続けに披露しました。「LOVE PHANTOM」のイントロが鳴り響いた瞬間、会場のボルテージは一気に上昇。
続く「ultra soul」では、稲葉浩志の「ウルトラソウル」の掛け声に合わせて、会場全体が「ヘイ!」と
大合唱。NHKホールはまるでライブ会場と化し、観客は総立ちで熱狂的に盛り上がりました。
マイクトラブルも感じさせない圧倒的な歌唱力
パフォーマンス中、一部マイク機材のトラブルがあったようですが、稲葉浩志の圧倒的な声量でそれを感じ
させることなくカバー。稲葉の尋常ならざるボーカルパワーは、視聴者を驚かせ、話題を呼びました。
SNSでの反響
B’zの紅白パフォーマンスは、SNSで大きな反響を呼びました。
NHK紅白歌合戦の公式Xアカウントが投稿した「ultra soul」の動画は、2025年1月2日午後2時時点で903万回
を超えるインプレッションを記録。17万件以上の「いいね」が寄せられました。
YouTubeに投稿された映像は「急上昇動画」の1位となり、同日時点で337万回以上再生されています。
視聴者からは、以下のような感想が寄せられました:
- 「最高だった!まさかのサプライズに驚きました。」
- 「こんなに楽しい『ultra soul』は初めてというぐらい、家族で盛り上がった。」
- 「激アツな展開だった。マイクトラブルにも気付かないぐらいよかった!」
- 「これは歴史に残る『紅白』。鳥肌が立ってしばらく興奮していた。」
- 「家で1人で拳を上げていました!伝説級の『紅白』だった。」
ファンクラブ会員の急増
B’zの圧巻のパフォーマンスは、ファンクラブ会員の急増をもたらしました。
SNS上の複数の書き込みから推測すると2025年1月3日午前10時時点でファンクラブ会員数は72万人以上
に達したとされています。
紅白出演前の会員数が71万台だったことを考えると、わずか数日で約1万人の新規会員を獲得したことに
なります。
若い世代にも新たな発見
B’zの紅白パフォーマンスは、若い世代にも新たな発見となりました。
SNS上では、10代のネットユーザーや10代の子供を持つ親世代から、以下のような声が上がっています:
- 「B’zって初めて見た…」
- 「10代の娘に’ママの影響でB’zの歌は大体知ってるけど、こんなにみんなを巻き込んで盛り上がるって
B’zって本当にすごい人たちなんだね’って素直な感想いただきました」 - 「昨日親戚達と紅白の話しになったんだけど10代の子が’B’zが良かった。
カッコよかった’と言ってて’だよね!だよね!’とめっちゃ食いつく親戚のおばちゃんになってた」
親子でファンクラブに入会したという声も上がっておりB’zの魅力が世代を超えて伝わったことがうかがえます。
B’zの紅白出場、NHKの悲願だった
B’zの紅白出場は、NHKにとって長年の悲願でした。
毎年紅白への出演オファーを出し続けてきましたが、これまでは断られ続けてきたのです。
今回、B’zが出場を決めた背景には、2024年度後期連続テレビ小説『おむすび』の主題歌を担当したという
縁がありました。NHKは例年以上に時間をかけ、粘り強く交渉を重ねてきたそうです。
B’zの魅力、その秘密
B’zがデビューから36年もの間、日本のロックシーンの頂点に君臨し続けている理由は何でしょうか。
その秘密の一端を探ってみましょう。
ハードロックの「ラーメン化」
音楽評論家の中には、B’zの功績を「ハードロックをラーメン化した」と表現する人もいます。
海外のハードロックを日本人の感性に合わせてアレンジし大衆に受け入れられやすい形に昇華させたという
意味です。
B’zはディープパープルやレッド・ツェッペリンといった海外のハードロックバンドの影響を強く受けています
が、それを単に模倣するのではなく日本語の歌詞と独自のアレンジを加えることで日本人にとってより親しみ
やすい音楽に仕上げています。
稲葉浩志と松本孝弘の絶妙な関係性
B’zの長年の成功の裏には、ボーカルの稲葉浩志とギターの松本孝弘の絶妙な関係性があります。興味深いことに、二人は「一緒にバンドをやろう」という言葉を交わすことなく活動を開始したそうです。
松本が稲葉のデモテープを聴いた時点で彼と組むことを心に決めたというまさに運命的な出会いだったのです。
二人の関係は、互いを尊重し合う対等なパートナーシップに基づいています。
トークはほぼ敬語で、いつもニコニコしているという二人の様子は、長年のバンド活動を支える重要な要素
となっているのでしょう。
B’zの今後の展望
紅白出場を機に、B’zの人気は更なる高まりを見せています。
新たに加わった若いファンたちも含め、多くの人々がB’zの今後の活動に注目しています。
デビューから36年を経た今もその音楽性と魅力は色褪せることなくむしろ新たな輝きを放っているB’z。
彼らの今後の活動が、日本の音楽シーンにどのような影響を与えていくのか、楽しみでなりません。
まとめ
2024年の紅白歌合戦でのB’zの初出場は、まさに歴史に残る瞬間となりました。
サプライズ演出と圧巻のパフォーマンスは、視聴者を魅了し、ファンクラブ会員の急増をもたらしました。
長年のキャリアを持ちながらも、常に新しい挑戦を続けるB’z。彼らの音楽は、世代を超えて多くの人々の
心に響き続けています。
紅白出場を機に、B’zの魅力が改めて注目されています。
彼らの音楽が、これからも多くの人々に感動と勇気を与え続けることでしょう。
B’zの今後の活動に、ますます期待が高まります。彼らが日本の音楽シーンにもたらす新たな風を、
私たちは心待ちにしています。